本当に早いものです。独立をして「 人材育成 」のお仕事を始めて
もう15年目になりました。 この間、周囲では実に色々なことがあ
りました。 誰もが浮かれるようにして事業分野の拡大につとめ、
それなりの結果を得ることができたいわゆる『バブル時代』。一転し
て社会の隅々まで暗い影を落としたバブル景気のはじけた平成不
況。世の中の景気が低迷しようと好況であろうと、社会、組織、そし
て企業の中心は何と言っても「 ひと 」です。晴れる日も雨の日も、
私は今日までひたすらに働く「 ひと 」の意識の改革、すなわち心の
リストラのお手伝いをさせて頂いてまいりました。
景気低迷がまだまだ続く現在、ぐっとこらえて我慢の経営を続ける
方々が多いようにお見受けします。 事業拡大、設備投資、そして採
用などを先送りしてこの冷えた時期を乗り越えるのも立派な見識の
ひつです。 次々に押し寄せる困難、そして新時代の波に果敢にチャ
レンジして新たなビジネスチャンスを模索するのもこれまた立派な
見識です。
何れの時代であろうと、問題はやはり「 人 」です。「 人 」こそ企業
成長そして衰微の根幹に関わる一番大切な問題です。何れのスタ
ンスをおとりになろうと、寒い時期なればこそ「人」の問題を見直し、
「 人 」の能力アップに全力を尽くすことが求められています。
お陰さまで多くの企業や団体、そして女性団体から市町村に至る
まで、本当に多くの方々から新入社員はもとより経営管理分野
に至るまで、各界からご用命をいただき、あっという間に15年が
過ぎてしまいました。
一方私自身につきましても、できるだけ時間をつくり、TA(Transactional
Analysis)やAIA(Adventure-in-Attitude)をはじめ、多くの新しい分野
の教育技法、産業カウンセリングなどの勉強をさせて頂き、自己向上
にも努めてまいりました。県経営者協会女性リーダー部会の「台湾企
業視察」や21世紀職業財団の「オーストラリア女性雇用事情視察」
を始め米国などにも出かけ研鑽に努めてまいりました。
渡嘉敷島の国立青年の家で泊まりこみで沖縄大学の学生さんたちの
実社会へのスタート準備のお手伝いや、西表島で開催された過疎の
島々の女性の皆さんと「島おこし」について深夜まで語り「新しい生活
のあり方」の確立のお手伝いをさせて頂きました。
こうして年々広がる新しい"出会い"の輪に支えられながら、人々の心
から 流れる愛、 希望、 そして 大きな夢 などを、また明日のお仕
事に生かさなければ・・・・といつもいつも考えております。

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