パンダほいくえん        No31
(2009-5)

2010. 2.23

パンダ保育園園長 當間左知子


春を感じさせるぽかぽか陽気につつまれた作品展でした。

 お父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃん、お兄ちゃん、お姉ちゃん、・・・・多くの人が来てくださいました。そして、時間をかけてじっくりと作品の一つひとつを見てくださいました。ありがとうございました。
 今年は、うんどう会、発表会が、新型インフルエンザの影響を受けました。各クラス毎の隔離保育ということで、オープンスペースの大部屋の行き来もままならない窮屈な環境に加え、毎日雨続きという天候にも恵まれない中での作品展への取り組みでしたが、こちらのいろいろな心配をよそに子どもたちはお話の世界にどっぷりとつかり、想像から創造の過程を楽しんでいました。
 作品展は、ことばの世界でもあります。子どもたちが描きだし、つくり出す一つひとつに、たくさんのことばが込められています。小さなつぶやき一つにしても、いかにそれを見逃さず、引き出していくかがとても大切だと思うのです。
  
 今回も、たくさんの感想をいただきました。いつもありがとうございます。行事をとおして保護者の方ともたくさん共感できることを嬉しく思います。
  ・ 他の子の作品も一緒に見て成長や個性の違いを感じ、楽しく見させていただきました。
   去年も感じたことですが、絵でも粘土細工でも何もかも子どもたちの発達や関心に沿った
   工夫がなされて、2歳児なら2歳児なりの立派な“作品”に仕上がっていることが素晴らし
   いなあと思いました。
  ・ 作品展で我が子の成長ぶりや発想の豊かさに驚かされました。シルエット(ぞうとカメ)では
   私が寝かし付け時に使う言葉(寝ないときにいうセリフ)が登場し、意識の中に植えつけられ
   ていることにびっくりして、普段使う言葉、会話の大切さを実感させられました。子どもって
   思っている以上に敏感だということも・・・。
  ・ とても楽しむことができました。子どもたちの自由で伸び伸びとした発想に感動です。

 英才教育や押しつけの保育の中では個性的な創造性は生まれてきません。子どもの遊びの中から発達する姿を見ながら、保育の質を高めていく保育園であり続けたいと思います。

 27日(土)はクラス懇談会です。クラスの時間の合間に、園長からもお話しする時間(20分)を設けさせてもらいました。この1年間の子どもたちの成長を語り合えたらいいですね。お待ちしています。

             COPYRIGHT(C)2008 PANDA NURSERY SCHOOL ,All RIGHTS RESERVED.