八重山竹富町 西表島の現状調査

1999年2月18日

撮影:ページ責任者
 西表島東部、豊原地区のほ場整備事業(第一工区)。
工事面積は32,700uで、すぐ隣にも同じような第二工区のほ場整備現場がある。
 土地改良事業の施された農地でさえ、耕作放棄の点在する小さな島で、これからも農地造成は続けなければならないのだろうか?。

 工事現場のすぐ裏側の森林は、国の天然記念物で絶滅危惧種に指定されているイリオモテヤマネコの貴重な生息地でもある。







 西表島西部、上原地区の果樹生産組合の建設工事現場。
工事面積は1,77ヘクタール。
 県赤土等流出防止条例で定められた防止手だてが何も講じられておらず、ここでも条例違反が発覚した。しかも、竹富町経済課の補助事業である。











 工事中は船浦湾に土砂流出が著しく地元住民からも苦情があったところ。
写真は、沈殿池の真似事をして作ったと思えるただの堀。
当然このような沈殿池で、県赤土等流出防止条例の定めた沈殿池の排出基準値200ppmを達成することはできない。

 写真左下には船浦湾に続く小川がある。工事が終わるまで、地元竹富町の保健所や経済課は検査もしなかったのだろうか?。








 上原地区土地改良区の土砂に埋まった沈砂マス。
他の沈砂マスも同様の状態となっている。この事からも、常に土砂が流出し続けるような土地改良事業に、設計上の欠陥があることは明白である。












 沢を閉鎖して作られた沈殿池。66ヘクタールあまりの土地改良した既存農地から出る土砂は沈殿池おも埋め、貯水能力は極めて低下している。
大雨が降ると上原港の海は土砂の色に染まってしまうそうだ。

 農家にこれら土砂の撤去は不可能であろう。まさに、やりっぱなしの公共事業である。