1998年2月15日〜19日の赤土汚染


2月15日〜19日に降った南西諸島特有の集中豪雨は300ミリを超え、沖縄県全域を赤い
土砂の色に染めた。沖縄県は、赤土等流出防止条例で一日150ミリ以上の雨量について
は天災と位置付けているが、雨は要因であっても原因では無い。



撮影 玉城長正氏
  2月15日沖縄本島北部の名護市、嵐山土地改良区から土砂が流れ出している呉我川。
 このような川の側に農地造成された畑は、工事が終ってもわずかな雨が降るたびに土砂が川に流れ込む。畑と川との距離が短く防止対策は困難であるからだ。
 









 2月15日沖縄本島北部の国頭村奥間ビーチ。観光産業に与える影響は想像を超えるだろう。
青い海と青い空、コバルトブルーに輝く珊瑚礁の海は死に絶えようとしている。
 赤土等流出防止条例が施行されて2年、県が主張する「公共事業は改善に向かっているが既存農地からの流出が増えている」と言う農地とは、県が土地改良事業として作った農地であることを忘れている。

撮影 玉城長正氏









 2月15日アザカ滝のある平南川河口から海に流れ出している赤土土砂。
沖縄県の河川は他府県と比べよう程もなく短い。
そのために、川に流れ込んだ赤土土砂は短時間で海に到達してしまう。
 沖縄の気候風土にそぐわない設計工法が改められることはなく、微細な赤水の流出を防げない土地改良事業などが、赤土汚染という人災をもたらしている。

撮影 玉城長正氏








撮影 ・ページ責任者 
 2月19日沖縄本島北部の名護市久辺地区の川。近くの既存農地からの濁水が沈砂池からあふれて道路に流れ出し、排水溝から川に流れ落ちている。
海はすぐ近くにある。